学生の志望業界は、会社説明会やインターンシップ&キャリアへの参加などを通じて変化することがあります。マイナビが実施した「2027年卒 大学生業界イメージ調査」では、最終的な志望業界としてソフトウエア・情報処理・ネット関連、官公庁・公社・団体、食品・農林・水産、薬品・化粧品、繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミックの5業界が上位に選ばれました。
本記事では、マイナビ2028「業界地図」の情報をもとに、学生支援の場面で押さえておきたい各業界の概要や主要トピックス、就職活動の場面でよく見聞きするキーワードをまとめて紹介します。
ソフトウエア・情報処理・ネット関連
<概要>
ソフトウエア・情報処理・ネット関連業界は、製造、流通、金融、公共など多くの業界・企業の事業活動を支える存在です。企業が抱える経営課題や業務上の課題に対して、システムやソフトウエア、クラウドサービス、インターネットを活用した各種サービスを提供し、業務の効率化や高度化を実現しています。
TOPICS
・ネットサービス業の売上高は約8.3兆円。DX需要が後押し
・個人向けEC市場は約26兆円。個人間取引も約2.5兆円に伸長
▼この業界をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/software_in_ne_ne/
官公庁・公社・団体
<概要>
官公庁・公社・団体は、国や地方自治体、公共性の高い団体が含まれる業界であり、民間企業とは異なる目的や組織形態から「社会全体を支える仕事」という役割を担っている点が特徴です。
TOPICS
・中央省庁は1府13省庁体制に。総合職の受験者増にも取り組む
・特殊法人は34法人に減少。団体の種類は幅広い
▼この業界をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/governmentoffice_pu_g/
食品・農林・水産
<概要>
食品・農林・水産業界は、人々の生命や日常生活を支える基幹産業であり、食品メーカーを中心に、農業・水産業による原材料の調達から製造・流通・販売に至るまで、幅広い工程が連なっている点が特徴です。私たちの食卓に並ぶ商品だけでなく、その背後には多くの事業者や職種が関わる、裾野の広い産業構造が存在しています。
TOPICS
・食品製造業の売上額は39兆円超。値上げが続き、販売量に影響も
・人手頼りで労働生産性が低い。農林水産省がフォーラムを立ち上げ
・清涼飲料の販売額が過去最高。農産物、食品輸出の好調は続く
・農家の平均年齢は69歳超。「コメ価格」が主要課題に
・政府は米の需給安定化を目指す。農業法人拡大などで効率化を推進
・漁業従事者は65歳以上が約4割。資源管理などで生産量の回復へ
▼「食品業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/shokuhin/
▼「農林・水産業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/nourinsu/
薬品・化粧品
<概要>
薬品・化粧品業界は、それぞれの分野で研究開発から製造、販売に至るまでの一連のプロセスを担っています。人の健康を支える医薬品と、生活の質や自己表現に関わる化粧品の分野を内包している点が特徴です。新薬の創出や化粧品の開発には長い時間と多額の投資が必要とされるため、研究開発は中長期的な視点で進められます。
TOPICS
・2023年度の医薬品売上高は19.7兆円。バイオ医薬品などの市場に期待
・薬価基準の引き下げが続く。後発薬の供給不足解消が課題
・2024年の販売額は2年連続で増加。オンライン販売を強化
・オーガニックと男性用が好調。市場規模は各2,000億円前後
▼「薬品業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/yakuhin_kesho_ya/
▼「化粧品業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/yakuhin_kesho_ke/
繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック
<概要>
繊維・化学・ゴム・ガラス・セラミック業界は、素材や原材料の開発・供給を担い、自動車、電子機器、建設、医療など幅広い産業を支える基盤的な業界です。日用品から最先端分野まで用途は多岐にわたり、高機能素材や環境対応技術の開発が競争力の鍵となっています。各分野で高度な技術力が求められ、研究開発志向の強い産業である点も特徴です。
TOPICS
・繊維工業の売上額は約5.5兆円。炭素繊維など新分野を開拓
・紙・パルプの売上額は約9兆円。木質由来のバイオ技術を開発
・化学の売上高は約49.6兆円。エチレン生産は500万トン割れ
・CO₂排出量は鉄鋼に次ぎ2番目。業界が削減ビジョンを策定
・ガラス産業の売上額は約2.3兆円。環境対応の技術開発が進む
・高精密のファインセラミックス。 生産額は6年連続で3兆円台
▼「繊維業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/seni_kami_pa/
▼「化学業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/kagaku_sekiyu/
▼「ゴム・ガラス・セラミックス業界」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/rubber_glass_ce_g/
ピックアップ業界
産業界や経済界などで話題になっている業界のトピックスを当社で6つピックアップし、就職活動のさまざまな場面で見聞きするキーワードについて紹介します。
AIエージェント
AI(人工知能)の発展形ともいえるAIエージェントはビジネスの進め方を変えるシステムとして期待され、多くの企業が手掛けています。
TOPICS
・自律的に最適解を生成。人間に代わってタスクをこなす。
・2025年万博でも活用。企業向け利用の期待大
・次々とサービスが登場。情報漏えいなどの課題も
▼「AIエージェント」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/ai_age/
トークンエコノミー
デジタルトークン(資産)で経済活動を行うトークンエコノミー。一部ですでに実用化され、将来的に拡大が見込まれています。
TOPICS
・資産をデジタル変換して取引。 WEB3.0技術で前進
・ブロックチェーンなどを活用。 データの改ざんが困難
・米証券取引所がトークンの取引申請。 実現すれば大きなインパクト
・トークン株式売買は1,900億円超。 一般消費者への浸透などが課題
▼「トークンエコノミー」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/token_eco/
ノーコード開発
専門知識なしで業務用ソフトを容易に開発できるノーコード開発。ソフトウエア開発人材の不足傾向もあり、市場拡大が続いています。
TOPICS
・プログラミングなしでソフト開発。 短期間、低コストが特長
・サーバー不要のクラウド型も。 AI利用でより容易に開発可能
・多くの日本語版が投入される。 市場規模は1,000億円との調査も
・業界団体が普及に乗り出す。 地方自治体でも採用進む
▼「ノーコード開発」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/no_code/
XR・メタバース
仮想空間でさまざまなサービスを提供できるメタバース。XR(クロスリアリティ)技術の向上により、多彩な利用方法が生まれてきました。
TOPICS
・臨場感がある仮想空間。バーチャル展示会も開催
・メタバースを支えるXR技術。 ゴーグルなど専用機器も登場
・企業、自治体が利用。 関連市場は2027年に2兆円
・専用機器はいまだ高価。 コンテンツ開発人材の確保も課題
▼「XR・メタバース」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/xr_meta/
データセンター
インターネット用サーバーやデータ通信情報などを集積するデータセンター。クラウドの普及やデジタル化推進で市場は拡大中です。
TOPICS
・データ処理装置を集積。 国内市場は約2.7兆円
・クラウドの普及で需要が増加。 政府も地方展開を支援
・建設費の高騰と、電力不足が課題。 一層の省エネ推進が必要
▼「データセンター」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/data_c/
推し活
好きなアニメやアイドルなどを応援する「推し活」は、若者を中心に広がっており、関連ビジネスも増えています。
TOPICS
・SNSの普及を背景に成長。 市場規模は3兆円以上か
・専門の展示会も開催。 地方自治体も利用
▼「推し活」をより詳しく知りたい方はこちら(マイナビ2028「業界地図」)
https://job.mynavi.jp/conts/2028/gyoukaimap/support_f/
まとめ
学生を取り巻く環境は毎年変化していますが、基本となるのは業界・企業研究の質を高めることが大切になります。マイナビ2028の「業界地図」では、各業界の全体像や企業の関係性、基本的な業界構造などを視覚的に確認することができます。
学生の視野を広げ、業界理解を深め、自身の志望理由を言語化していくうえで有効なツールとなるでしょう。本記事の内容とあわせて、業界地図をご活用いただき、学生のキャリア支援にお役立ていただければ幸いです。
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