4月1日 マイナビ2026がオープン｜前年からの変更点・ポイントを解説

2024年4月1日、マイナビ2026がオープンしました。
学生のキャリア・就職支援に携わるなかで、前年から就職情報サイトがどのように変わったのか？について気になる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、4月1日からオープンしたマイナビ2026の何が変わるのか、前年からの主な変更点やポイントを解説します。

変更点【1】三省合意改正における4類型への対応

プログラムの総称を「インターンシップ＆キャリア」に

インターンシップ等に関する三省合意の改正内容に対応し、マイナビ2026では、学生のキャリアの選択肢を広げ・深めるため、「インターンシップ＆仕事体験」に加え「オープン・カンパニー＆キャリア教育」の掲載を開始します。
プログラム総称を「インターンシップ＆キャリア」とし、就業体験のあるプログラムを「インターンシップ＆仕事体験」、就業体験が原則ないプログラムを「オープン・カンパニー＆キャリア教育等」として展開します。

• 「インターンシップ」では、4類型でタイプ3・4に該当するプログラムのみを取り扱います。学生に対して、プログラムごとに採用活動への個人情報利用の有無が明示されます。
• 「仕事体験」では、就業体験を含むものの4類型で分類しきれないものを取り扱います。主に5日未満の就業体験があるプログラムが該当します。
• 「オープン・カンパニー＆キャリア教育等」では、大きく6分類から成るキャリア選択肢を広げるためのプログラムを取り扱います。対象学年は制限されません。

「三省合意とは？変更点や実際の取り組み事例、現状をわかりやすく紹介」を読む
「今後のインターンシップの特徴は？実施内容の変化や学生の動向についても解説」を読む

「インターンシップ＆キャリア」検索条件の変更

学生がインターンシップ＆キャリアプログラムを探す際、希望するプログラム情報を絞り込めるようにするため、検索条件を変更しました。

• 実施日数：「開催時間・実施日数・締切日」タブ内「実施日数」に表示されます。4類型のタイプ3の条件である「5日間以上」「2週間以上」が検索できます。また長期インターンシップを希望する学生向けに「2カ月以上」の項目を追加しました。
• 実施形式：「実施内容」タブ内「実施形式」に表示されます。「インターンシップ＆仕事体験（就業体験あり）」と細分化された「インターンシップ」「仕事体験」、そして「オープンカンパニー＆キャリア教育等」が検索できます。
• フィードバックの特徴：「実施内容」タブ内「実施形式」に表示されます。「インターンシップ＆仕事体験（就業体験あり）」「インターンシップ」「仕事体験」のいずれかを選択すると、「就業体験後のフィードバックあり」にチェックができます。チェックを入れるとフィードバックの特徴が表示され、選択できるようになります。
• 学び・体験できる内容：「実施内容」タブ内「体験できる職種・プログラム」に表示されます。4類型のタイプ1「オープン・カンパニー」に対応し、「学び・体験できる内容」が検索できます。
• 積極受付中：「募集対象・条件」タブ内「積極受付中」に表示されます。「低学年（大学1年生・2年生など）」に加え「2026年卒以上（大学3年生・修士1年生以上など）」が検索できます。
• 先輩訪問：「インターンシップ＆キャリア」検索の横の「先輩訪問」から検索ができます。企業に勤務するOB・OG（先輩）を検索できます。

「インターンシップ＆キャリア」検索結果に実施形式アイコンの表示

学生がインターンシップ＆キャリアプログラムを検索した際、コースごとの実施形式をわかりやすくするため、「インターンシップ」「仕事体験」「オープン・カンパニー等」の実施形式アイコンを表示します。

変更点【2】会社概要ページの育児休業と採用実績の表示

育児休業の表示

会社概要ページ内、働き方データのうち育児休業の表示をわかりやすく変更しました。
「前年度の育児休業対象者数・取得者数（男女別）」「前年度の育児休業取得率（男女別）」が表示されます。また、企業の育児休業の情報がない場合は、背景を薄いグレー、値を「－（ハイフン）」で表示します。

採用実績の表示

会社概要ページのうち、採用実績の表示をわかりやすく変更しました。
「過去3年間の新卒採用者数（男女別）」「過去3年間の新卒採用者数・離職者数・定着率」が表示されます。また、企業の採用実績の情報がない場合は、背景を薄いグレー、値を「－（ハイフン）」で表示します。

変更点【3】就活準備コンテンツの変更

「業界地図」を2026版の最新情報に

就活準備タブの「業界地図」コンテンツを2026版の最新情報に更新します。公開日は4月26日（予定）で、昨年の6月1日公開より早めます。日本市場を支える企業と関係企業とのつながりがわかる情報のほか、産業界や経済界で話題のトピックスや、各業界の動向がわかる基本知識などを掲載します。

「適性診断MATCH plus」の適職ランキングの職種を増加

就活準備タブの「キャリアデザインツール 適性診断MATCH plus」コンテンツを受検後、適職ランキングに表示される職種を109から115職種に増加しました。時代にあわせマイナビ2026の職種情報を増加しており、適職ランキングにも反映させています。

「検索のギモンQ＆A」にインターンシップ＆キャリア検索の情報を追加

就活準備タブの「検索のギモンQ&A」コンテンツにインターンシップ＆キャリア検索の情報を追加しました。インターンシップ＆キャリア検索で「項目の意味がわからない」など困ったときに活用できます。

マイナビ編集長より

2026年春に卒業・就職を予定している学生の皆さま対象の『マイナビ2026』がオープンしました。

コロナ禍を経て企業の採用活動も再開する企業が多く見られ、また、採用活動の前に学生の仕事理解が進むような、インターンシップや仕事体験の開催を予定している企業が増えてきました。
『マイナビ2026』では国や企業のキャリア形成支援に対する動きや、学生のキャリア観、就職観の変化に対応するように、機能の追加や新しいコンテンツを加えました。

上記のように、2022年の三省合意改正による4類型への対応をし、学生のみなさまにはプログラムの明確化、学業との両立を支援いたします。
また昨年末に実施した『マイナビ 2025年卒 大学生のライフスタイル調査』によると、子育てについての考えで「育児休業を取って子育てしたい」という回答が59.6％で最多、男子で59.5％、女子で59.7％となり、男女差は0.2％と過去最少となりました。
このように仕事だけでなく、ワーク・ライフ・バランスを意識する学生が増えてきたことも背景のひとつとし、会社概要ページに育児休業と採用実績の表示を追加しました。
就活準備コンテンツも、多様化する学生にあわせ豊富なコンテンツを揃えております。

これらの変更点については、ぜひ担当のキャリアサポーターから学生に対してご説明させていただければと思います。
今後も、就職活動という「点」のご支援だけではなく、入学から卒業までのキャリア支援という「線」でお付き合いできましたら幸いです。

マイナビ編集長　高橋誠人

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