この記事はこんな方にオススメ
- 障がいがある学生へどのような支援ができるのかを知りたい
さまざまな学生が所属しているなかで、障がいがある学生への支援を行うシーンもあるかとおもいます。ここでは、障がいがある学生への支援のポイントをご紹介いたします。
障がい者雇用の現状(ルール)
常用労働者が100名を超える民間企業は、全社員に対して一定の割合で障がい者を雇用しなければならないという「法定雇用率」が定められています。
この法定雇用率は年々引き上げられており、2026年に2.7%となります。
(従業員1000名の企業であれば、27名以上の障がい者雇用が必要)
企業は上記基準を満たすよう、採用活動を行っており、新卒での障がい者採用の強化を行っている企業が増えてきています。
障がいがある学生に意識してほしいこと
- 自身の障がいについて「受容」する
障がいといっても症状は人それぞれ違うため、自身の障がいについて「どのくらい理解ができていて、受け入れているのか」、という「受容度」を上げることが必要です。そのため、受容を促す支援が求められます。 - セルフケア力を身につける
障がい特性上、苦手なことやできないことに対し、「自分で対応できることは何か」を整理し、予防策や対応策を確立させていくことが重要です。整理をするための言語化を後押しするのがよいでしょう。 - 自身の障がいの特性上、必要な「合理的配慮」を考える
予防策や対応策は自身だけでなく、周囲の協力も不可欠です。周囲の協力を得るためには、具体的に対応してほしいこと(合理的配慮)を伝えていくことが大切です。ただできないこと・苦手なことを伝えるだけではなく、「できるようにするための環境を整備してほしい」という観点で考えるようアドバイスをすると、伝わりやすいでしょう。
他にも障がいの種類によって気を付けるべき点があります。マイナビでは、障がいがある学生にむけた就職情報サイト「チャレンジド」を展開しています。ぜひご活用ください。
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参考記事:障がい者のキャリア支援とその後の活躍のために大学ができること
まずはここから取り組みたい
- 障がいの特性について理解を深めることで、より学生に寄り添った支援ができるかもしれません。
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