マイナビの裏側|保育学生の新たな視点をつくるサイトにリニューアル|保育のシゴト

保育学生向けの求人情報の発信を約10年前にスタートしたマイナビ。保育学生や保育事業者を取り巻く環境が変化していく中、試行錯誤しながら最適なアプローチを模索し続けています。2021年には社内に「保育プロジェクト」を立ち上げ、今年、保育学生のための情報サイト「保育のシゴト」を大幅にリニューアル。今回はそのプロジェクトのリーダーを務める大宝とメンバーの林より、保育学生の就職市場の変化やリニューアルのポイントを語ってもらいました。

Profile

大宝 佐貴子
株式会社マイナビ 事業推進統括事業部 就職企画推進2課
2005年に株式会社マイナビに入社後、本社、熊本支社、茨城支社で企業の新卒採用支援業務に従事。2014年にメディカル事業本部に異動。2020年より現部署へ異動し、就職情報サイト「マイナビ」の企画推進部門に配属となり、現在「保育プロジェクト」のリーダーを務める。

林 映里
株式会社マイナビ 就職情報事業本部 ブランド企画推進1課
2014年に株式会社マイナビに入社。以来、就職情報サイト「マイナビ」の学生支援向けコンテンツの企画・制作ディレクション・運用業務に従事する。2021年から保育学生のための情報サイト「保育のシゴト」のサイト運用部門を担当し、社内の「保育プロジェクト」にも参画する。

保育事業者が二極化する中、より魅力を伝える場所が必要に

―まずは、保育事業者を取り巻く社会環境の変化から教えてください。

大宝:国を挙げて、女性の活躍推進や共働き支援を行っていることもあり、保育施設を利用する乳幼児の数は年々増加し、令和7年にピークを迎えると言われています。そのため、ここ数年は保育事業者の数も増え続けていますが、おそらく令和7年を境に、その後は利用者にも保育士にも“選ばれる保育園”と“選ばれない保育園”の二極化が進んでいくと予想されます。

こうした背景もあり、保育事業者も一般企業と同様に保育士の待遇や労働環境の改善、ハラスメント問題の解決など、持続可能な社会にするための取り組みは今以上に力を入れていくのではないでしょうか。また、私たちマイナビとしても、一般企業の採用を広くお手伝いしていく中で培ったノウハウを提供し、保育業界に寄与できればと考えています。

―では、保育学生を取り巻く採用環境に関してはどうですか?

大宝:昨年と今年で比べると、インターンシップを開催する保育事業者が増加しています。また、新型コロナの感染拡大の影響もあり、Webでの見学会や説明会を開催する保育事業者が増えたことも大きな特徴です。マイナビが今年の2月に開催した保育学生向けのWeb合同説明会にも500名を超える学生が参加しました。

しかし、保育養成校で学ぶ保育学生の数自体は減少傾向にあり、さらに一般企業への就職希望者も多いため、保育事業者の中には採用に関して危機感を抱いているところも少なくありません。そこで、私たちマイナビとしても、改めて保育士就職の魅力を伝えると同時に、保育事業者と保育学生のマッチングの精度を高めることを目的に、保育学生のための情報サイト「保育のシゴト」のリニューアルに踏み切ることにしました。

保育学生の新たな視点をつくるサイトに大幅リニューアル

―保育業界は今、大きな変わり目に来ているのですね。では、「保育のシゴト」のリニューアルについて詳しく聞かせてください。

林:はい。今回のリニューアルにあたっては、まず、コンセプトを「保育学生の新たな視点をつくる情報サイト」という風に決めました。というのも、保育学生の多くは養成校に入学する際には、保育士の仕事に対して漠然とした夢や憧れを抱いています。にも関わらず、入学後に保育の仕事に関する様々な情報にふれていく中で、つい、ネガティブな一面ばかりに目を留めてしまい、気づくと保育士の道を諦め、一般企業への就職活動に踏み出しているケースも少なくないのです。

だからこそ、様々な保育事業者のリアルな情報を大量に持つ私たちマイナビが、保育士の仕事のポジティブな一面にもっと光を当て、「こう思っていた(言われていた)けど、やっぱり保育士っていいな」​と、保育学生の一人ひとりに新たな視点をもたらすことができる情報サイトの提供が必要だと考えました。

Web園見学や園長インタビュー、実習に役立つコンテンツも

―具体的には、どのようなコンテンツが掲載されているのですか?

大宝:まず、前提として、保育学生は実習などもあり、日々、忙しくしています。そこで、Web上で保育園の見学ができるよう、保育事業者の動画や写真を掲載するコンテンツを制作しました。求人情報の文字だけでは伝わりにくい園の雰囲気や先輩保育士たちの働く様子を見てもらうことで、実際に園見学に行く前に「自分に合いそうか、どうか」というイメージを持ってもらえたらと考えたのです。また、マッチングの精度を高めるには、園ごとの保育観を知ることも大切です。園長先生が自らの園の考え方を伝えるインタビューなども掲載しています。

保育士と一般就職 徹底解説|保育のシゴト マイナビ2024

林:さらに、保育士就職と一般就職の違いを、待遇や労働環境、キャリアなど、様々な視点で比較でき、保育士に対する間違った誤解や不安を払拭できるコンテンツも用意しました。その他にも、保育学生が苦労する「実習日記の書き方」といった記事も掲載し、就職活動のときだけでなく、学生生活の中でも役に立てる情報サイトを目指しています。ぜひ、保育学生の皆さんには困ったことがあったり、迷うことがあったりしたら、「保育のシゴト」を開いてほしいですね。

保育の現場が良くなれば、子どもの将来も国の未来も明るくなる

―最後に。マイナビの保育プロジェクトを代表して、大宝さんに一言メッセージをもらってもいいですか?

大宝:私自身、二人の育児を経験し、保育園には大変お世話になりました。また、転勤も多かったことから、合計6つの園に子どもたちを通わせ、園や保育士さん次第で子どもたちの日々の顔つきや成長も異なることを実感しました。だから本当に保育士の皆さんはもちろん、保育士を志す学生も、彼ら彼女らを育てる養成校の皆さんも、そして、日々子どもたちと向き合う保育事業者の方々もすごく尊敬しています。

大袈裟かもしれませんが、保育園がもっと良くなれば、子どもたちの将来が良くなり、国の未来ももっと明るくなると信じています。そのためにも本気で保育業界のことを考え、保育学生と保育事業者のより良い出会いもこれまで以上に数多く提供していきたいと思っています。

私たちマイナビでは数年前から「これからの保育学生や保育事業者にとってどのような支援が必要か」という共通の目標のもと、部署を横断してメンバーが情報を定期的に共有し、議論する「保育プロジェクト」を立ち上げました。今回リニューアルした「保育のシゴト」のさらなるバージョンアップをはじめ、今後もプロジェクトチームで力を合わせ、保育学生の皆さんが理想の保育士像に近づくお手伝いができればと思っています。

Editor’s Comment

2022年6月にリニューアルされた「保育のシゴト」。
保育学生のキャリア支援・就職支援をされている教職員の皆様にとっては、実習、就職活動、試験など様々なシーンでの支援があるものの、一般就職と迷う学生も多くご苦労されていることかとおもいます。学生がどのような状況で迷うことになるのか、保育士になろうと決意するのか、など学生の気持ちに寄り添い、また数年前から変化している保育事業者について正しい情報発信を継続する形で、サイトリニューアルを行いました。ぜひ保育学生だけでなく、教職員の皆様のご支援にも活用いただけるサイトとなれば嬉しくおもいます。(マイナビ副編集長:谷口)

PICK UP - ページ一覧

  1. 大学事例|学生ファーストの視点からキャリア支援も「カレッジ制」に|東海大学
  2. キャリア支援を行う教職員が知っておくべきDXの現在と未来|ALBERT×マイナビ編集長対談
  3. 文部科学大臣賞|学生を大きく成長させる大学主導のインターンシップ|大東文化大学
  4. インターンシップでは事後学習の充実が効果向上に欠かせない|多摩大学 初見准教授
  5. マイナビの裏側|保育学生の新たな視点をつくるサイトにリニューアル|保育のシゴト
  6. 学生相談FAQ|内々定出し時期に知っておきたい企業の動き|2023年卒
  7. 大学事例|卒業生からのキャリアメッセージをはじめ独自のキャリア支援が充実|熊本大学
  8. 大学事例|学長自ら旗振り役となり大学1年次から始めるキャリア教育・就職支援|摂南大学
  9. ガイダンス用資料|企業向け調査
  10. マイナビの裏側|薬学生の“いま”と“未来”を支える専門情報サイト|マイナビ薬学生Switch
  11. 大学事例|文理を問わず教員と職員が一体となり的確なキャリア支援を|中部大学
  12. 障がい者のキャリア支援とその後の活躍のために大学ができること
  13. 大学事例|大学1年次から社会との接点を設け学生の意識を育んでいく|広島大学
  14. 大学事例|学生一人ひとりが自らの答えを導けるよう、きめ細かな支援を最後まで続けていく|明治大学
  15. マイナビの裏側|大学1・2年生は拡散と吸収の時期‐将来を考えるきっかけを提供したい|START
  16. メッセージ配信システム|マイナビ学生集め~る
  17. 面接|フィードバックのポイント