「マイナビの裏側」は、マイナビが企画・運営しているサービスについて、開発担当者に話を聞くシリーズです。今回は、未来を考える新しいイベント「DISCOVERY」について紹介します。2021年に新たなキャリア支援の学びの場として開発された「My CareerStudy」。学生がキャリアについてより深く考えるきっかけになるようなコンテンツが充実しています。そのなかでも、昨年末から新たに挑戦が始まった「DISCOVERY」は、今回で第3回目の開催となり、回数を重ねるごとに参加者数が増えている注目の企画。今回は、My Career事業企画部の川上に、「DISCOVERY」という新たなイベントの内容や魅力、他のイベントとの違いなどについて話してもらいました。
Profile

川上 英之
株式会社マイナビ My Career事業企画部
株式会社マイナビに2007年に入社後、新規事業の事業企画などを経て、2021年にMy CareerStudyの立ち上げに携わり現職。「My CareerStudy」では、大学と社会のスムーズな橋渡しを実現するべく、大学低学年からのキャリアに関する学びを通し、学生のキャリア解像度を上げるサービス設計に従事。学生が求める価値の理解に努め、学びを通じた学生と企業の新しい関係構築の創出を目指す。
社会のリアルな声が学生の未来を描くきっかけに

—まず、「DISCOVERY」とは、どのようなイベントなのでしょうか?
一言でいうと、大学1、2年生を対象とした将来やキャリアについて考えるイベントです。いわゆる合同企業説明会のように会社が事業や仕事について話す場ではなく、各社の社員が一足先に社会に出た一先輩として自身の仕事や働くことの面白さ、キャリアについて学生たちに話す場です。
さらに、人と人との熱量も伝え合うことができる対面形式にこだわっています。2023年12月に第1回が開催されて以来、回数を追うごとに来場者数が増え、第3回目には958名が参加する大きなイベントとなりました。学生からの反響は予想以上でしたね。
—なぜ、こんなに反響があるのでしょうか?
おそらく低学年の学生の多くは、社会に出ることや働くことのイメージがつかなかったり、不安を持っているのではないでしょうか。
そのため、まずは社会で働く人のリアルな声を学生に届けることで、社会や企業に対するイメージを持ってもらい、学生生活を見直したり、自分の将来やキャリアを考えたりする機会になればと考えたのです。
就職活動とは異なる観点で、自分の少し先の未来を描くことを後押しするというイベントの位置付けも響いたのかもしれません。
—なるほど。「自分の少し先の未来を描く」ということが、これから重要になるのですね。
そうですね。マイナビとしては、My CareerStudyを立ち上げた背景と同じく、「これからの時代に合ったキャリアについて学べる機会を提供したい」という思いが根底にあります。
すでにキャリアに関しては、置かれた場所で咲くのではなく、自分で咲く場所を選ぶ時代へと変わってきています。それは逆に、自分で選ばなければならない時代とも言えます。そうした時代を生き抜くためには、これまで以上に自分を知り、社会を知ることが大切です。
そして、その第一歩として、低学年のうちに視野を広げること、働くことって面白いんだと感じられる場が必要だと考えました。
99%の学生が今後のキャリアを考える出会いを実感

—では、より具体的にイベントで工夫していることや注力している点を教えてください。
やはり、合同企業説明会とは一線を画すイベントにしたいので、カジュアルでアットホームな雰囲気づくりにはこだわっています。学生は私服での来場、企業の方々もできるだけカジュアルな服装での参加をお願いしています。
また、ブースもあえて細かく会社ごとに区切らず、かなりオープンな仕様にしています。来場者のほとんどが低学年の学生のため、気軽に参加できる敷居の低いイベントにすることを心がけています。
さらに、ご協力いただいている企業の方々に同一のテーマで話してもらうことで、学生が比較しやすく、より他のブースにも足を運びたくなるよう工夫しています。
そのほか、参加企業の幅の広さも本イベントの大きな特徴です。知名度の高い企業だけでなく、学生が普段の生活では接点がないようなBtoB企業などにも参加していただくことで、自分に合った仕事ややりたい仕事が自身の行動によって広がっていくことを目指しています。
そのため、企業との出会いそのものから楽しめるイベントになっているのではないでしょうか。
—学生の反応はいかがですか?
先日開催した第3回目の本イベントの学生向けアンケートでは、想像を超える嬉しい結果となりました。「今回のイベントが今後のキャリアを考えるうえで参考になるかどうか」という項目では大学1年生で98.3%、大学2年生に関しては99.2%が「そう思う」と回答してくれました。
フリー回答の中には「自分に向いていない分野や興味がある分野を知ることができ、視野を広げるきっかけになった」というような声や、「実際に働く人の思いや、働く楽しさを実感することができた」という声もあり、非常に充実したイベントだったのではないかと思っています。
また、私たち自身もこのイベントの開催を通して、「学生が社会を知り、自身のキャリアについて早くから考えたい」という強い想いがあることを実感することができたので、今後も学生の想いに応えられるようにこういったイベントを継続していきたいと考えています。
将来のキャリアを早く考え出すことで未来は大きく広がる

—企業の反応についても教えてください。
対面のイベントで、かつ低学年の学生と話ができる機会が貴重ということもあり、大変ご好評をいただいています。企業の方々にもアンケートを取っているのですが、「学生のまじめな姿勢に感動した」というような感想もいただきました。
低学年の学生がメインとなるイベントのため、直接採用に結びつくわけではありませんが、インターンシップ&キャリアに行く前に、自分たちの企業や業界を知ってもらえるだけでも大きな価値がある、と捉えていただけているようです。
—大学職員のみなさまに、どう活用していってほしいと思いますか?
漠然と将来への不安を抱えている学生や、キャリアについて考えたいのだけれど、なかなか一歩が踏み出せない学生にぜひ勧めてもらえたらと思います。
大学1、2年生の頃から主体的にキャリアを考えることは少し難しいかもしれませんが、会場に来てみると同じような悩みや不安、思いを持った仲間とたくさん出会うことができます。特に、普段の大学生活では出会わない他大学の学生との交流は大きな刺激になるのではないでしょうか。
また、低学年のうちに直接、様々な業界や職種の社会人からリアルな声を聞くことができる機会はそうないと自負しています。
そうして学生が自分自身で働くことの面白さや社会の仕組みについて学び、将来を少しでも前向きに考えるきっかけとなればと思っております。私たちの思いに共感してくださいましたら、ぜひ学生のみなさまにご案内いただけると幸いです。
Editor’s Comment

2023年からスタートした、大学1・2年生を対象としたリアルイベント『DISCOVERY』。キャリア学習サービス『My CareerStudy』が主催する“将来のキャリアについて考える”ためのイベント、企画担当の川上へのインタビューでした。
東京・渋谷で開催した第3回目のイベントでは、参加学生の刺激になるような工夫を重ね、アンケートでも「今後のキャリアを考えるうえで参考になりそう」との回答が98%超という嬉しい結果でした。今後も、学生のキャリア形成活動のきっかけづくりに寄与する企画を生み出していければ…と思っております。
(マイナビ副編集長:谷口)
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